
パーソルホールディングスは、生成AIに特化した専門組織Generative AI Hub室を7月に新設し、グループ共通AIサービス利用に関するガイドラインの制定、一部既存事業・サービスに生成AIを導入した。
パーソルグループ中期経営計画2026におけるテクノロジー戦略では、「テクノロジーをベースにした、はたらくWell-beingに関する新たな価値の創造」を掲げており、最初の取り組みとして、パーソルグループ全体でAI技術の利活用を推進強化し、1.事業変革、2.業務活用、3.共通利用の3領域に整理して推進していく。グループ全体でAI技術の共通利用や、事業ごとに業務活用を進めていくことで、既存事業・業務における生産性や品質の向上を見込み、さらに、長期的には経営テーマとしてグループ全体での事業変革も進めることで、パーソル独自のデータベースを活用した新たな価値創造を目指す。
パーソルグループでは、AI技術の利活用を推進していくために、受入派遣スタッフ、パートナーを含むパーソル全従業員に向けたグループ共通AIサービス利用に関するガイドラインを制定し、生成AI活用推進においては、グループ全体のハブとなる専任組織Generative AI Hub室を新設し7月より始動した。同組織では、生成AI基盤の構築、生成AI導入に伴うグループ共通ルールの整理、生成AIの活用事例を収集し、好事例を横展開することによるシナジー強化を担う。また、グループ内の一部既存事業・サービスにおいては、生成AIの導入を開始しており、今後も各事業への導入を積極的に行っていく予定だ。