2023年07月13日 12:54

大日本印刷(DNP)は、参加者に対し、各種シナリオを通じて理解と共感を促すロールプレイング型のメタバース構築サービスの提供を、7月13日に開始する。

国内では今、多くの企業や自治体等が、広告・宣伝・販売促進等の目的でメタバースの利用を進めている。その中で、現状では、静止画や動画を鑑賞するショールーミング型のサービスが多く、メタバースの利用者同士が積極的なコミュニケーションを行いにくいという課題があった。そこでそうした課題解決に向けて、ロールプレイング型に特化したメタバース構築サービスを開発した。

本サービスは、「チュートリアル(操作方法)」「シナリオ体験」「フィードバック(体験結果に対する評価・解説)」のテンプレート(ひな型)で構成されている。教育やワークショップ、謎解きイベントなどのさまざまなシナリオで、ロールプレイング型のメタバースを提供。各シナリオは、1グループ4名を基本として複数名の参加が可能。同じ時間帯に最大10グループまで体験できるため、大規模な企業研修やイベントなどにも活用できる。

「シナリオ体験」では、それぞれの役割に割り当てられた参加者が、さまざまな課題やイベントをその役になりきって解決・達成していく。企業・自治体・団体等のニーズや課題に応じて、多様なシナリオを作成することが可能。学習・研修・イベント等の企画にとどまらず、幅広いジャンルで企業・団体等との連携を通じてシナリオを提供し、そのラインアップを今後も拡充していく。