
オライリー・ジャパンは、物語を読み進めながら自然とプログラミングの考え方を知ることができる子ども向けの本「ユウと魔法のプログラミング・ノート」を、5月17日に発売する。
本書は、物語を読み進めながらプログラミングの基本的な要素に触れ、プログラミングの考え方を知ることができる。なかなかコンピューターと仲良くなれない主人公のユウが、おとなりのお姉さんにゆずってもらった「魔法のノート」に導かれながら、プログラミングの考え方を自然と身につけ、身近な困りごとを解決していく。小学校4年生~中学生くらいの子どもが読むことを想定している。プログラミングの事前知識は必要ない。
現在、理系分野、特にコンピュータ・サイエンスを学ぶ女子学生、さらにはそうしたIT技術関連職に就く女性の比率は、男性よりも低い水準にとどまっていると言われている。「プログラミングをもっと、女の子にも身近に、自分事として捉えてほしい」という思いから、本書の物語は、ふつうの小学校に通う10歳の女の子の日常が舞台となっている。著者の鳥井雪さんは、現役のプログラマーとして活躍しながら、Rails Girls Tokyoコーチおよびオーガナイザー、プログラミング初学者のためのオンライン講座講師等、女性や初学者のための活動を多数している。80点以上の豊富な挿画も本書の魅力のひとつ。担当したのは、2022年に映画も公開された漫画「メタモルフォーゼの縁側」の作者、鶴谷香央理さん。ユウとそのまわりの人物たちがいきいきと描かれ、物語の世界にどんどん引き込まれていく。
定価は2200円(税込)。発売日は5月17日。