2023年05月15日 09:25

ギブリーは、「プロンプトエンジニアリング試験」を、コーディングテストツール「Track Test(トラック・テスト)」の新たなコンテンツとしてリリースした。
ChatGPTを初めとした大規模言語モデル(LLM)に限らず、生成AIは様々な分野でその有用性が高く評価されている。既に海外の求人市場では、プロンプトエンジニアリングの専門性を持った人材に4500万円の年俸を出すケースも見られるほど、評価は高くなっている。日本においても、先駆けとなる企業が採用や教育を始めており、今後はプロンプトエンジニアリングの基礎知識が必須となることが予想される。このような背景を踏まえ、同社では、「プロンプトエンジニアリング試験」を開発した。
同試験は、ChatGPTのようなLLMを用いたアプリケーション開発(API利用)や、業務改善システムの構築をするエンジニアの採用、既存社員のAIリテラシー教育を支援することを目的としており、受験者のプロンプトエンジニアリングの習熟度を測定することが可能だ。プロンプトに関する基礎知識やGPT-4など特定のAIモデルの特徴、テクニック、注意点等、AIから有用な回答を引き出すために必要な知識・スキルをどれくらい保有しているのかを測定する。今回の「プロンプトエンジニアリング試験」は、主に、ソフトウェア開発に携わるIT技術職の人を対象とした、中級者向けの試験となっている。
配信開始時期は5月。Track Test契約企業に提供開始予定。