2023年05月11日 15:46

ストックマークは、ChatGPTをはじめとする大規模言語モデル(LLM)の研究や当社サービスでの活用を担う専門組織であるLLMユニットを、Research部門に設立した。

生成AIの著しい発展により、コンピュータが人と同じようなレベルで言語を理解・生成できるようになり、さまざまな領域で大きなインパクトを与えている。同社は自然言語処理をコア技術として、ビジネスニュースの情報収集を支援するAnews、AIにより市場分析をサポートするAstrategyを提供してきた。ビジネスにおける情報収集・分析のあり方も、LLMの活用により大きく変化していくことが期待されている。

このような背景の中、同社でも提供サービスのユーザ体験を大きく向上させることを目的として、LLMの導入を進めている。この度のLLMの専門組織の設立により、この動きを一層加速していく。中長期的には、同社のコア技術である自然言語処理を強化していく計画。同社は日本語の生成AIの研究を産業技術総合研究所と共同で行なっており、これらの活動を通じてLLMの研究や独自のLLMの開発、情報収集・分析におけるLLM活用の方法論の構築などを行う。

さらに将来的には、同社で開発しているビジネス情報のナレッジグラフとLLMを統合。それにより、ビジネスドメインに特化したQAエンジンの開発や、ビジネスレポートの自動生成も目指す。