2023年05月02日 19:03

ファストドクターは、定期健康診断で指導を受けながらも、日常生活の忙しさから受診困難な人々を対象とし、夜間・休日に特化したサービス「生活習慣病オンライン」を4月17日に開始した。
ファストドクターは、全国7000万人に対応する日本最大級のプライマリ・ケア医療プラットフォーム「ファストドクター」を運営するヘルステック企業。生活習慣病は自覚症状が少ないまま進行し、早期発見・早期治療のためには、定期的な健康診断と継続的な受診が重要だ。2021年の政府統計「定期健康診断結果報告」によると、「要再検査・精密検査・治療」などの指摘を受けた人は全体の約60%に上り、5人中3人に二次検査の必要性があるとされている。しかし再検査を受ける人の割合は低く、厚生労働省の2023年調査では、「健康診断で指摘された」初診外来受診者は44.2%にとどまり、半数以上が再検査を受けていない可能性が示唆される。
ファストドクターはそうした課題に対し、定期健康診断後のフォローアップが必要な人々をサポートするため、夜間・休日に特化した「生活習慣病オンライン」のサービスを開始することとした。これにより、時間的な制約を受けずにオンラインで医師に気軽に相談・受診が可能となる。さらに、必要に応じて地域の医療機関への受診勧奨を受けることもできる。生活者からの相談窓口になるとともに、健康経営に取り組む企業や健康保険組合との連携を行い、ファストドクターの健診後のフォローアップ機能を組み込むことで、従業員の健康をサポートするとともに、適切に地域医療に繋ぐ役割を強化していく。