2023年05月01日 16:29

「第4回全国高等専門学校ディープラーニングコンテスト2023(DCON2023)」の本選が、4月28日・29日2日間に渡り開催。企業評価額3億5千万円という評価を受け、大島商船高等専門学校 Smart Searcher 開発LABチームが、最優秀賞を受賞した。
DCON2023は、高専生が日頃培った「ものづくりの技術」と、AI(人工知能)分野で特に成果を出す技術「ディープラーニング」を活用した事業アイデアで、企業評価額を競うコンテスト。本選では、二度の予備審査を勝ち抜いた日本各地、そしてモンゴルから集まった高専生10チームが一堂に会し、プレゼンテーションを行って企業評価額を競いあった。
モンゴルからの出場したチームは、作業安全服を正しく着ているかをチェックし、従業員の労働安全を守る作品をプレゼン。また、沼津の高専生はChatGPTを活用して保育士の負担を減らす作品をプレゼン。ディープラーニングの力による様々な社会課題解決に目指したプレゼンテーションは、審査員を感心させ、大きく会場を沸かせた。
最優秀賞となった大島商船高等専門学校の作品は、水中ドローンとAIで養殖場の魚を管理し、成長の遅い魚を選別して餌をやるシステム。均一的に魚を成長させて出荷することで損失を減らし、養殖ビジネスを支援する。水産業は大きなマーケットであり強みでもある。日本の水産業および世界の水産業を変えていけるという期待を込めた評価金額となった。「DCON2023」本選の模様は、JDLA公式YouTubeチャンネルで視聴可能。