2023年05月01日 09:52

AstroXは、南相馬市と、衛星打上げロケット開発の促進に向け、連携協定を締結した。

連携協定により、同社の南相馬市内での、Rockoon方式(気球による空中発射)での衛星打上げロケットの開発を促進し、AstroX及び連携する市内事業者の企業価値向上等を図ると同時に、将来的なAstroXの市内での事業拡大に伴う雇用創出を通じて市内経済の更なる発展を目指す。提携内容は、(1)開発するロケット等の実証場所の確保に関する事項、(2)ロケット開発における市内事業者との連携に関する事項、(3)将来的な市内での事業拡大に伴う雇用創出に関する事項。今後、実証場所の確保や、市内事業者との連携を行い、研究開発を加速させていく。

現在約40兆円の世界の宇宙産業市場は2040年には約120~160兆円になると予測されている。その中でも衛星を使ったサービスなど人工衛星の需要が大きく伸びており、それに伴い小型衛星の打ち上げ需要は急増している。しかし現在、日本国内では衛星を宇宙に運ぶロケットが不足しており、国内の小型衛星のほとんど100%を海外ロケットで打ち上げている。この打ち上げ能力不足が日本の宇宙開発の大きな課題となっている。その課題を解決し、日本が宇宙産業を一大産業にできるよう、AstroXはロックーン方式での高頻度・低価格での打ち上げを実現するべく、研究開発・サービス展開に取り組んでいる。

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