
ワイエムジーは、自動搬送装置の常設展示場「キャリアパーク」を3月に開設した。
ワイエムジーは、産業用ロボット自動搬送装置メーカーの開発・設計・製造を行っている会社。日本国内で最速級の搬送装置「ガントリーローダー」を保有している。今回開設した「キャリアパーク」には主に3つ特徴がある。1つ目は、「ガントリーローダー」を始めとする新規開発した多種多様な搬送装置がたくさんあること。大きく分けると8個の機械が使われている。2つ目は、実際に搬送装置を動かしているところを上方からも見ることができること。ただ稼働している様子を横から見るだけでなく、階段を上って上から見たり、いろいろな角度から見学することができる。3つ目は、工場内で使用されている自動化を凝縮していること。同社が得意とするシステムが満載で、パークで導入した新技術は既存製品にも取り入れている。
ロボットの自動化には、「生産性の向上」「ミスの防止」「人手不足の解消」といったたくさんのメリットがある。だが、自動化を取り入れているところはまだまだ少ないようだ。なぜなら、そもそも自動化についてのメリットや何ができるのか分からない、つまり認知度が低いから。そこで、まずは認知してもらうために目に見えて形にすることが重要だと考えた。そして作られたのがこの「キャリアパーク」だ。「キャリアパーク」はいつでも見学が可能。ユーザーの人には製造現場の自動化に向けた課題解決に役立ててもらい、大人はもちろん、ロボットに興味のある子どもなど幅広い層の人が楽しめる場所になればと思っている。
会社所在地は、愛知県豊橋市雲谷町上ノ山234。