2023年04月24日 09:34

西鉄グループは、イントレプレナー育成に向けた新規事業創出プログラム「X-Dream(クロスドリーム)」第1弾として、在留外国人向けプラットフォーム「NITI(ニティ)」の実証実験を開始する。

同社グループでは、第16次中期経営計画において「成長事業の拡充と新たな稼ぐ力の創出」を掲げ、新領域事業への挑戦を進めている。将来の企業人財育成と事業創出を目指し2021年に立ち上げた「X-Dream」では、従業員が考案した新規事業の実現を会社が全面的にバックアップし、社会課題の解決や地域への貢献を目指す。初年度の応募総数77件の中から選ばれた3組4名が、事業計画の策定やマーケティング調査、コンサルタントによる検証など、事業化に向けたプログラムの実現・実装に取り組んでいる。

第1弾として、5月より「NITI~Nippon Itinerary and Community for foreign residents~」の実証実験を開始。「NITI」は、入社7年目で韓国出身の丁碩泳(ジョン ソギョン)さんにより考案されたもので、丁さん本人が日本で暮らす中で感じたさまざまな苦労をもとに、在留外国人の人々に有益な情報やコミュニティを提供したいという想いから生まれたサービスだ。「NITI」では、外国人が日本生活で必要としている「ひと」と「サービス」のマッチング、をコンセプトに、情報不足の解消や人間関係構築の手助けとなるプラットフォームの提供を目指す。

今後のスケジュールは、5月「実証実験の開始」、2023年度中「実証実験の検証・方向性の決定」。

西鉄グループ