2023年04月19日 19:51

RPAテクノロジーズは、浅川学園台在宅クリニックにRPAツール「BizRobo!」を提供。新型コロナウイルスの対応でひっ迫していた医師の事務作業を自動化し、診療時間の確保に貢献した。

同クリニックは、北九州市八幡西区および近隣に住む患者80人に対する在宅医療を提供している。以前から訪問看護指示書など、医師が作成しなければならない事務処理等については休診日に対応していた。しかし、新型コロナウイルス・ワクチン接種時の問診対応等の業務が増大し、患者の診療時間がひっ迫しかねない状況となっていた。

そこで院長の河野精一郎さんはRPAを活用した業務効率化を検討。メディカルRPA協会が2022年2月に開いたオンラインセミナーに参加し、「BizRobo! mini」の無償トライアルを経て、2023年夏から本格導入に踏み切った。

現在、同クリニックでは、医師が患者に毎月交付する「在宅療養計画書」の自動作成、医師が訪問看護ステーションに毎月交付する「訪問看護指示書」の自動作成など、合計3つの業務でBizRobo! miniを活用している。

このうち在宅療養計画書と訪問看護指示書の発行については、河野さんが対応していた事務作業を最大75%削減し、毎月10時間弱の時間削減効果を創出。また事務員が毎月5時間かけて対応していた請求書発行作業も、ほぼ完全に自動化できたことで時間・精神的な余裕の創出につながっている。詳しくはこちら