2023年04月14日 12:47

アリババグループは、4月14日、中国のZ世代消費者が同社のTmall(天猫、Tモール)において新しいニッチ商品の消費を促進していることを発表した。1996年から2010年に生まれたZ世代の消費者は、中国の人口の約15%しか占めていないが、ニッチ市場における平均年間支出は、Tmall 全体の平均よりも20%高い。

Tmallによると、2022年には、500以上のブランドが新製品販売において1億元(約20億円)以上を売り上げ、5万以上の新製品が、100万元(約2,000万円)を超える流通取引総額(GMV)を達成。また、Tmallにおける2022年の新製品数は、調理済み食品やペットケアといった分野で最も著しい増加が見られ、全体では前年比137%増だった。このような旺盛な新製品への需要は、ブランドが中国のZ世代のニッチな消費トレンドに乗るよい機会だと言える。

多くのブランドがトレンドを発見し、新製品を中国市場で成功させるための販売戦略を試すために、Tmallの消費者インサイトを活用している。中国の玩具ブランドであるPOP MARTはその一例であり、同社はTmallの消費者インサイトを活用することで、コレクターズ・トイに対する関心の高まりに乗じ、新製品発売を成功させた。

Tmallは今後数カ月にわたり、新製品発売を促進するため、カテゴリー別の新製品人気ランキングなど、より多くのマーケティング支援策導入を予定。Z世代向け新製品発売を目指すブランドにとって最も効果的なプラットフォームであり続けるよう尽力する。