2023年04月10日 12:30

Gaussyは、シェアリング倉庫サービス「WareX(ウェアエックス)」において、事業会社の自社用倉庫のシェアリングサービスを開始する。

「WareX」は新しい形の倉庫利用サービス。希望の条件に合った複数の倉庫へ一括で問い合わせ、すぐに最適な倉庫を見つけることができる。登録無料で、使った分だけ支払う従量課金制のため、無駄なく手軽に利用できる。

日本国内の倉庫面積は約1万8600万平米とされているが、そのうち自家倉庫は約1万2200万平米と、全体の約65%を占めている。昨今のEC市場の拡大により倉庫需要は年々増加傾向にある一方、季節的な物流波動の影響を受けやすく、特に自家倉庫においては、第三者貨物を保管できないという制約から閑散期には倉庫スペースが遊休化しやすいという構造的な課題を抱えている。Gaussyでは自家倉庫の有効活用を、本邦での物流効率化、事業会社における資産有効活用などに資する重要な課題と捉え、自家倉庫のシェアリングを検討してきた。

Gaussyは国土交通省に確認を行ったうえで、倉庫業法による規制を受けない自家倉庫シェアリングスキームを構築。今回のサービス開始でGaussyに留まらず倉庫シェアリングの更なる普及、事業会社における遊休資産の有効活用などが期待される。Gaussyでは4月より自家倉庫の登録受付をはじめ、7月頃よりシェアリング利用を開始する予定だ。なお、「WareX」では、自家倉庫を所有する事業会社を対象に、自家倉庫の有効活用に関するセミナー、自家倉庫登録の説明会を実施する(4月以降毎週実施)。

WareX / 自家倉庫登録説明会