2023年03月28日 19:00

「さわだスポーツクラブ」は、小児科医557名を対象に、「子どもの免疫力」に関する調査を実施した。はじめに、子どもの免疫力を高めるために重要なポイントを聞いてみたところ、「運動(38.1%)」と回答した人が最も多く、次いで「食事(27.1%)」「睡眠(18.3%)」と続いた。新型コロナウイルスの影響で生活リズムが崩れてしまった子どももいるかもしれないが、今後の成長を考えると適度な運動やバランスの良い食事が取れているか定期的に見直す必要があると思われる。
次に、「子どもの免疫力と大人の免疫力に違いはあるか」と質問。それに対し、9割以上が「大いにある(68.0%)」「ある(26.8%)」と回答した。その理由としては、「子どもは大人よりも病原体に感染した経験が少なく、大人よりも獲得免疫が未熟」「大人は子どもより多種の病原体に対する抗体を獲得している」「成長過程での免疫機能が成人とは異なる」などがあげられた。
また、「運動をする子とあまりしない子で免疫力はどのくらい違いが出るか」と尋ねたところ、9割以上が「大いに違いがでる(51.2%)」「違いがでる(40.9%)」と回答。免疫力を高める上で、運動をすることは丈夫な身体を作ったり、睡眠の質を上げたりと重要な要素の1つだと考えられる。
一方、「今の子どもたちで運動量が足りている子どもはどれくらいいると思うか」という質問には、7割以上が「ほとんどいない(2割未満)(26.4%)」「あまりいない(4割未満)(47.2%)」と回答した。