2023年03月28日 09:50

日本科学未来館は、シリーズ企画「Mirai can NOW(ミライキャンナウ)」第4弾「どうする!? プラごみ」を4月1日から開催する。

「Mirai can NOW」は、未来にむけた研究開発や、その実現に取り組む人々の「いま」に触れ、体験するシリーズ企画で、今回第4弾は「Earth」がテーマだ。今回のイベントでは、プラスチックごみ問題の現状を知ってもらい、来館者と解決策を探っていく。

地球ディスプレイ「ジオ・コスモス」前の会場には、毎日の暮らしで出すプラごみの多さを実感してもらうため、スタッフが持ち寄ったペットボトルや食品トレイなどを集めてつくったオブジェを設置。使ったプラごみは計32キロ。これは日本で1人が年間出している容器包装のプラごみの量に相当する。パネル展示では、プラスチックの化学的な特徴やプラごみ問題の現状を紹介したうえで、メーカーや商店、スタートアップ企業などビジネスの現場で問題の解決に向けて取り組む人たちに注目。「量り売りだとうれしいもの、困るものは?」や「あなたはどんなごみ拾いなら楽しめそう?」など具体的な質問を設定し、来館者が付箋紙で気軽にアイデアを寄せ合えるボードを併設(ウェブサイトも開設)。集まったアイデアは実践者にフィードバックするほか、未来館の科学コミュニケーターがとりまとめ、定期的に発信していく予定だ。

料金は入館料のみ。開催期間は4月1日~8月31日。会場は、日本科学未来館 3階 常設展示フロア。

「どうする!? プラごみ」イベント紹介