2023年03月20日 09:35

コクヨは、3月18日に開催した次世代を担うデザイナーを発掘と商品化を通じた活躍支援を行う「コクヨデザインアワード2023」最終審査にて、グランプリ作品1作品と優秀賞2作品を決定した。

コクヨデザインアワードは、ユーザー視点のものづくりの推進を目的に2002年にスタートした。以後、ほぼ毎年開催し、今回の開催で20回目を迎え、国内のデザインコンペティションの中でも歴史あるコンペティションとして認知されている。20回目を迎えたコクヨデザインアワード2023では、テーマを「embrace」とし、社会が直面する課題や、人それぞれの違いを受け入れ、肯定することにより、見る人や使う人を前向きにするプロダクトデザインの提案を募集した。2022年7月29日〜10月11日まで作品を募集し、国内外56カ国から合計1023点の作品が集まった。

今回の最終審査では、2022年11月の一次審査およびパテント調査を経て選出された10作品のプレゼンテーションと模型審査が行われ、その後、審査員による最終審議によって受賞作品を決定した。グランプリは、作品名:Sahara、一般名称:絵画用パレット(作者:王尾仁思さん)。「Sahara」は、砂漠のような絵画用パレット。「のびのびとした絵を描くためには、のびのびとした道具が必要なのでは?」という考えから生まれた「Sahara」は、私たちの奔放な創造力を引き出し、それを受け止めるような道具のあり方を提案する。仕切りのないひと続きのパレットは、サハラ砂漠のような広大さをもって私たちの創造力を優しく包み込んでくれる。

コクヨデザインアワードホームページ