2023年03月20日 09:28
ヤマガタデザインアグリは、初めてとなる農業用資材を開発し、土壌改良材「YFFプレミアム1号」と汚泥肥料「ウルトラ・エックス YP」の販売を開始した。
「YFFプレミアム1号」は、県内のきのこ廃菌床をベースに、2022年、連携協定を締結し、資材開発で連携するバイオシードテクノロジーズ（BST）の菌根菌（マイコス）、二価鉄（アイアンケイDUO）等を配合している。土壌の団粒化を促進し、病害が発生しづらい土壌環境をつくるのに役立つ。野菜果樹全般の栽培に活用することができる。
「ウルトラ・エックス YP」は、BSTが開発した粉状の汚泥肥料を施肥しやすいペレット状に改良し、様々な作物の栽培に使用しやすくしたのが特徴だ。この肥料は、国内資源を由来としているため、海外資源由来の化成肥料と比べて価格安定性が高い。またC/N比が4.6と低く、生育初期から肥効がでるため、化成肥料から切り替えは容易。汚泥肥料の課題である匂いや重金属の課題もクリアしている。化成肥料が高騰する中でコスト削減を行いながら、環境にも優しい資材を提供することで、生産者の農業経営をサポートしたいと考えている。
これまで同社では、世界情勢の影響を受けた化学肥料の高騰や異常気象の影響による収量減少など全国的に農業を取り巻く状況が悪化していることを受け、その対策につながる化学肥料代替資材、バイオスティミュラント資材等を広く全国の生産者に届ける資材開発・販売事業を2022年9月から行ってきた。特にBST社とは資材の仕入販売、新規資材の共同開発を行ってきた。
