2023年03月13日 09:49

RESTAは、身体障がい者のためのオンライン就労支援サービスを3月8日にリリースした。

「誰もが挑戦し輝ける世界」をビジョンに掲げるRESTA代表取締役の松川さんは、14歳で脳内出血を発症し、左半身麻痺の障がい者当事者。受傷後、障がい者の就労に関わる中で、物理的な距離によって、利用者に適した就労支援が受けられない現状があると感じた。厚生労働省が発表した「令和3年障害者雇用状況の集計結果」によると、障がい者全体の雇用数は増加傾向にあるものの、身体障がい者の雇用数は横ばい傾向であることがわかっている。こうした背景には、働く意欲のある人が学べる環境が整備してないことが課題であると考えた。

オンライン就労支援サービスでは、完全オンラインの就労支援により、3カ月で就職を目指すカリキュラムを提供する。250項目の学習コンテンツを用意し、場所を問わず挑戦できるよう完全オンラインで、即戦力として活躍できる人材育成に取り組んでいく。

同社は、一年に渡り障がい当事者や就労支援事業所、障がい者雇用を実施している企業へヒアリングを実施してきた。そこで障がい当事者がビジネスにおいて評価されづらい現状を把握した。実際に、サラリーマンの平均月収が36万円であるのに対し、厚生労働省の「平成30年度障害者雇用実態調査結果」によると、身体障がい者の平均月収は21.5万円と約15万円の差があることがわかっている。オンライン就労支援サービスは、障がい者の就労機会を増やすと共に、スキルアップ学習により市場価値を上げることが可能だ。

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