2023年02月14日 15:27

マップルは、地図技術を体験できるマップルラボにて、「MAPPLE法務局地図ビューア」を公開した。地図XMLフォーマットからベクトルタイルデータへの変換・地図表示技術を見ることができる。

1月23日、法務省によって全国の登記所備付地図の電子データが無償で一般公開された。不動産鑑定や土地家屋調査などの不動産関連業務はもちろん、公共サービス、農業、林業、災害対応などの様々な分野で、地図データが広く利用されることが期待される。

マップルでは、登記所備付地図の電子データの実務利用を促進するための取組として、データ変換・ベクトルタイル地図展開を行った。第一弾として、公共座標系の地図データを同社地図に重ねて表示、また任意座標系の地図データを見る機能を搭載した「MAPPLE法務局地図ビューア」をマップルラボにて公開。あわせて属性を表示する機能には、G空間情報センターからダウンロードできる該当の地図データのファイル名も表示しており、地図データを探すためのインデックス地図にもなる。

想定されるサービスとしては、市区町村における地番現況図の制作業務の請負や、農耕地管理や農作業における農耕機やドローンでの活用を想定した地図データの提供など。今後は、電子地図ソフト「スーパーマップル・デジタル」をはじめ、各種製品・サービスとの連携機能なども検討していく。