2023年01月23日 09:01

民間団体・企業の複合体である中国旧暦新年東京タワーレッドライトアップ実行委員会は、日中友好関係の促進を目指し、旧暦の大晦日にあたる1月21日に「東京タワーレッドライトアップ2023」を実施した。中国旧暦新年の東京タワーライトアップは2022年に続き5回目の実施となり、東京タワーのインフィニティ・ダイヤモンドヴェールを使用し、通常時とは異なる赤色に点灯する限定のライトアップイベントとなる。

本年の点灯式は、春節をお祝いするとともに2月に中国に帰国する上野動物園のジャイアントパンダシャンシャン(香香)へのはなむけとして執り行われた。点灯式には、ビデオメッセージなどでたくさんの祝辞も寄せられ福田康夫元内閣総理大臣は「みなさまこんばんは。今日は旧暦の大晦日です。いよいよ明日から楽しみにしていた春節が始まります。今晩は皆様と共にお祝いをしたいと思います」と挨拶した。

点灯式には着ぐるみのシャンシャンと、中国で人気のうさぎのキャラクターテンテンが駆け付け、多くの参加者と共に春節を祝った。上野動物園で飼育されている日本生まれのシャンシャンは2月21日に日本を離れ、中国へ帰る。祖国へ帰るシャンシャンを迎えに、うさぎのテンテンが北京からやってきた。シャンシャンとテンテンによって点灯ボタンが押されると、パンダとウサギのコスチュームに身を包んだ子供たちが一斉に2023個の黄色い風船を夜空に放った。点灯後、モンゴル族シンガー斯琴格日楽(スチングリラ)さんと子供たちによる歌とダンスが式典を盛り上げた。