2023年01月20日 09:43

エイトノットは、広島市内の旅客船運行事業者に、自社開発の自律航行システム「エイトノット AI CAPTAIN」が搭載された小型EV船を導入した。

エイトノットはロボティクスとAIの専門家集団として、小型船舶向け自律航行技術開発を中心に「海のDX」と「船舶のロボット化」を推進し、社会課題の解決を目指している。自律航行技術の社会実装を通じて、船舶乗組員のサポートや、船舶安全性の向上、運用コストの最適化を実現し、水上輸送をより身近なものにしていきたいと考えている。

同社は、2021年の設立以来一貫して広島県を中心とする瀬戸内海において、離島地域における水上交通の社会課題解決を目指し、自律航行技術の開発を行なっている。2022年6月に広島県「サキガケプロジェクト実証実験実施業務」に採択され、新しい水上交通の実現を目指し、広島市内の旅客船運行事業者であるバンカー・サプライ社と繰り返し協議を重ねてきた。今回、「あらゆる水上モビリティを自律化し、海に道をつくる」という同社のミッションに共鳴してもらい、広島県の支援のもと「AI CAPTAIN」の導入が決定。2022年10月末のAI CAPTAIN 発表以来、初の導入事例となり、自律航行システムを搭載した船舶を用いて水上タクシーの営業を行うのは全国初となる。当該船舶はバンカー・サプライによって運行され、1月19日より、全国初となる自律航行EV船による一般旅客向け水上タクシーとして営業を開始する。

料金は予約サイトを参照。実施期間は、1月19日~22日、26日~29日。

予約サイト / エイトノット