2023年01月19日 16:06

CACICAは「Col to Col」の製品として、「Makuake」にて1月12日より、重厚でシンプルな薪割り鉈(ナタ)「クロヒモリ(黒火守)」のプロジェクトを開催中。本製品は刃物の製造で長い歴史のある新潟県燕三条の確かな技術を持つ工場で作られ、薪割りに特化した実用性と、眺めるだけでも気分が上がるような「用の美」を兼ね備えている。
鉈一本で、どんな太さの薪でもバトニングで割るためには、薪の頭に刃を食い込ませていった時、きちんと峰を叩けるだけの「飛び出し幅」が必要。そこで、本製品では刃渡りを146mmにした。刃先からグリップエンドまでが1枚の鋼板から切り出されたフルタング構造で、非常に衝撃に強い作り。鋼板の厚みが6mmもあるので、手斧のように薪を「左右に押し広げる力」もある。
またブッシュクラフトしやすさよりも耐久性を重視し、あえて鈍角(30度)の二段刃に。さらに、鉈をきちんとコントロールできるように、グリップに人差し指を引っ掛ける突起「フィンガーチャネル」を設けた。握力に頼らず軽い力でしっかりグリップでき、薪の頭に振り下ろすことができる。
素材に採用した炭素鋼のSK85は、包丁やナイフで使われている一般的なステンレスより硬く切れ味が良い一方で、素地のままだとやや錆びやすい。そこで、サンドブラストと四三酸化鉄処理を組み合わせ、メッキや塗装を上回る強度の、マットな黒色被膜を形成した。本プロジェクトは開始1時間半で目標金額を達成し、国内での発売が正式に決定した。プロジェクト詳細はこちら。