2023年01月17日 19:31

楽天トラベルは、「2022年年間人気温泉地ランキング」を発表した。1年間の宿泊人泊数(=宿泊人数×泊数)を温泉地ごとにランキングした結果、静岡県「熱海温泉」と大分県「別府温泉」が9年連続で1位、2位を獲得。3位は栃木県「那須温泉」となり、2018年以来4年ぶりにトップ3にランクインした。人気温泉地ランキングは2014年から毎年開催しており、今年で9回目となる。
静岡県「熱海温泉」は、9年連続1位を獲得した。熱海市観光協会は、毎年夏に主催する「熱海海上花火大会」を3年ぶりに通常通りの規模で行い、熱海サンビーチの海上には2年ぶりに、約30種類のエア遊具が楽しめるビーチアスレチックを開設した。
大分県「別府温泉」も9年連続で2位にランクインした。宿泊構成別ではグループやファミリー利用、年代別では30代以下の比較的若年層の伸びが好調だ。2022年3月に別府市内の遊園地が大規模リニューアルを行い、SNSでもファミリーやグループ利用のユーザーを中心に話題となった。九州内からの旅行者も増加していることから、「楽天トラベル」では、九州発着の高速バスを対象にしたクーポンの配布や宿泊施設の紹介も特設ページで積極的に行っている。
3位の栃木県「那須温泉」は、2018年の3位獲得以来、4年ぶりにTOP3へ返り咲いた。宿泊構成では、ファミリー利用が前年比で約1.4倍に伸長し、実績に貢献している。2022年3月に九尾の狐伝説で知られる栃木県那須町の「殺生石」が割れたニュースが話題を呼んでいる。