2023年01月05日 19:04

GINZAFARMは、農業生産者のニーズに応えるべく、2023年より主に施設園芸を対象とした農薬散布ロボット「Dr.FARBOT(ドクターファーボット)」量産モデルの販売を開始する。

「Dr.FARBOT」はプラットフォームタイプで、搭載機構の付け替えにより一台のロボットで複数のタスクをこなす。第一弾として、問合せが最も多い農薬散布スプレーヤ搭載のFARBOTを提供する。同社は2022年度東京都KingSalmonProjectに採択されており、同PJにて同FARBOTを納入予定だ。

FARBOTに搭載するスプレーヤ機構には静電ノズルを採用、飛散性、付着性に優れている。動力噴霧機併用のホース牽引タイプで薬剤を汲みに行く手間なく連続で作業を行える。スプレーヤの高さは上下に可変、どのノズルから散布するかも選べるので作物の成長に併せて散布範囲を変更できる。FARBOTの操作同様に散布のON/OFFはリモートコントローラーで行え、離れた場所から操作を行うことで農薬被曝の心配も大幅に削減される。オプションでセンシング機能の追加も可能。同社の検証試験では従来の手散布作業に比べて30%以上の作業時間短縮、20%の農薬使用量の低減が見られた。

メーカー希望小売価格は、「FARBOT+スプレーヤ機構」1台あたり220万(税込)。販売開始時期はHPなどで告知。

GINZAFARM