2023年01月05日 15:52

アイソン社は、「携帯性」と「高画質」を併せ持つポケット型超音波画像診断装置「SONON」シリーズの最新機種「SONON500L」を、2月に販売開始する。
従来の診察では、問診と身体所見により診断し、必要があれば専門家による超音波検査などを行った上で治療を行っていた。それに対し、臨床医自身が問診・身体の診察に続いて、関心領域に絞った超音波検査を行い、診断推論を補完した上で治療を行うPOCUSという考えが広がっている。
そのような世界的な流れの中、同社は2018年10月、ワイヤレス超音波画像診断装置「SONON300L」を販売開始。プローブと市販のタブレットやスマートフォンなどのモバイル端末のみで検査ができるため、診察机に常備でき、診察時にその場で超音波検査を行うことを可能にした。また、プローブから発信するWi-Fiを使用して、タブレットやスマートフォンなどのモバイル端末と無線接続。持ち運びに優れ、ネットワーク環境に左右されずに使用できるコンパクトエコーとして、多種多様な医療ニーズに応えてきた。
今回販売開始する「SONON500L」は、画質と携帯性がさらに向上。次世代超音波エンジンVSE™を搭載し、2次元ビームフォーミングによりスペースでの情報を取得することが可能に。より多くの情報を取得することでさらなる画質向上を実現している。また、プローブの体積は47%減少、重量は25%減少と、さらなる小型・軽量化に成功。携帯性の向上はもちろん、走査性の向上にもつながった。