2023年01月04日 16:16

SkyDriveは、ダイヤサービス、ロックガレッジ、房総山業、木更津猟友会と、ドローンやAIといった先端技術を活用した効率的な狩猟モデルを策定。「先進的デジタル技術活用実証プロジェクト」として、千葉県の害獣駆除の推進に取り組む。

日本の農林水産業は、国民の食料を安定に提供し、地域経済を支える重要な役割を担っている。しかしながら、鳥獣による農作物の被害が、農林業者の生産意欲を低下させる深刻な問題に。千葉県においても、高齢化による狩猟者の減少が進む中、相反するように捕獲頭数は増加傾向にある。またイノシシが県内を北上して人口の多い地域へと増殖を続け、農作物被害に加えて人の危害の可能性も出てきており、狩猟者の負担は増加。

そこで、ドローン運航会社のダイヤサービス、AIを活用したドローンを開発するロックガレッジ、有害鳥獣の捕獲・防護方法のコンサルティング等を行う房総山業、狩猟に関する教育・訓練を行う木更津猟友会と、物流ドローンを開発する同社がそれぞれの強みを活用。千葉県の害獣駆除の課題を解決できると考え、「先進的デジタル技術活用実証プロジェクト」を推進することとなった。

2023年度には、仕留めたイノシシの大型ドローンによる麓への搬送、AIシステムと大型ドローンの連携による自動飛行の実現、害獣DX千葉モデルの確立を計画。今後、更なる実証実験を重ね、物流ドローン等を活用した猟銃モデル策定により、千葉県の害獣駆除の課題解決の推進に貢献していく。