2022年12月12日 19:42

ヨネバヤシリースは、12月12日に、「寝装具のあり方を正し、再構築する」をコンセプトとした新ブランド「sinso(シンソー)」を発表し、ファーストフェーズとして宿泊施設向けの販売およびサブスクリプションサービスを正式に開始する。

ヨネバヤシリースは、富士山麗の地にて昭和初期に創業した「寝装の米林」という名の老舗寝装具店を原点に持つ。布団屋ならではの「打ち直しの技術」など日本の布団文化が従来から持っているメリットを活かせば、地球そして人にやさしい寝具として自然定着するのではないかと考え、新事業の立ち上げを決めた。

sinsoは、ロケーションのもつ特性、標高や温湿度の環境に合わせてオーダーごとに最適な羽毛量を調整。地域ごとに対応した最適な布団を届けるのがsinsoのベーシックだ。sinsoは、布団の気持ちよさを最大限引き出すためにシーツとカバーは綿100%のみを扱い、かつ寝具業界としては非常識な「洗いざらし」で届けることをデフォルトとしている。

現時点では宿泊施設向けのみ対応可能としているが、その際に販売という方法以外にもサブスクリプションサービスも提供している。サブスクリプション契約期間後は責任を持って回収し、自社工場で丁寧にクリーニングを施した後に再び布団として活用するか、枕やクッションとして再商品化するなどのオプションを見据えている。また布団屋ならではの打ち直し技術を使うことで、使用済み布団の再生加工を施し、再び宿泊施設で継続利用してもらえる仕組みも提供予定だ。