2022年12月05日 15:53

ヤマハは、「『楽器の木』展」を、ヤマハ銀座店にて開催。第一弾として「アップサイクリングギター」を、12月7日~2023年5月29日まで展示する。
同社では持続可能な社会の実現に向けてさまざまな取り組みを行っているが、重要な活動のひとつが、木材資源への取り組み。楽器にはさまざまな木材が使われており、同社は楽器づくりに必要な木材を世界各地から調達している。また、自然環境を保全しながら、高品質な木材を持続可能な仕組みの中で調達するために、日々調査や研究を続けている。
このたび、楽器に使用する木材について多くの人に知ってもらい、木材資源のサステナビリティについて考えるきっかけになることを願って、「楽器の木」にまつわる企画展示を開催する。本展示は、試作品の展示をメインに、楽器に使用する木材や、希少木材に代わる素材開発、環境保全への取り組みなどをテーマにしたコラムで構成。さらに、試作品の展示は半年ごとに入れ替えをおこない、それに合わせてコラムの内容も随時更新する。
その第一弾として、「アップサイクリングギター」の試作品を展示する。これは、さまざまな楽器づくりで発生した未利用材からの「アップサイクル」で製作した、材料の希少性に頼らずに楽器自体の価値を高める研究の一環で生まれた試作品。良い楽器を提供し続けるための実験的な取り組みを、コラムと試作品展示を通して紹介する。期間中には、試作品を演奏できる機会やイベント等も計画。詳しくはこちら。