2022年11月18日 15:35

ボールドライトが開発する観光DXプラットフォーム「プラチナマップ」が、宮城県が県内観光地における混雑緩和と周遊促進を目的に開発したデジタルマップ「ミヤギタビマップ」に導入。10月27日より公開された。
宮城県内では人気観光地周辺が駐車待ちの車で渋滞するなど、特定の場所に観光客が集中するため混雑が発生していた。混雑を事前に避け、観光地での滞在や周遊に、より時間を使えるようにするため、県は観光DXプラットフォーム「プラチナマップ」を導入した。プラチナマップは複数のシステムから取得した各施設の混雑情報を「空きあり」「やや混雑」「混雑」「大混雑」「満車」「営業時間外」のいずれかに置き換え、デジタルマップ「ミヤギタビマップ」にリアルタイムに反映する。
混雑状況の可視化には様々な方法があるが、設置場所の特徴に応じて異なるシステムを導入し、それをユーザーに向けて同じ画面上で可視化して提供することが難しい。プラチナマップは以前から各施設のスタッフの操作で混雑情報を配信できる専用アプリ「プラチナマップコネクト」を提供してきた。
今回、無人施設や屋外施設にも対応可能範囲を拡大させるため、複数のAIカメラやセンサーと新たに連携。これにより、屋外駐車場、景勝地、観光施設、飲食店など設置場所の違いを気にせず、最適なシステムの導入とデジタルマップ上での混雑状況の可視化を実現した。