2022年11月07日 15:56

REVISIOは、2022年4月4日~10月3日の約6カ月の、企業CMランキングを公開した。従来の視聴率データでは、視聴者がテレビに視線を向けたかどうかまでは不明瞭。同社では、調査協力世帯に設置している人体認識搭載の調査機器により、視聴者がテレビに視線を向けたかどうかがわかる。この独自データの中で、テレビを点けていて、かつテレビ画面を見ている人の割合を注視含有として算出。CM単位で集計した「企業CMランキングTOP30」を作成した。

本ランキングでは、住宅・建設カテゴリが保険カテゴリと並んで最も多く、5CMがランクイン。在宅も増え、住宅や住環境への興味関心が高まりニーズが増加した背景から、視聴者も注目したと考えられる。保険カテゴリについても、住宅・建設カテゴリと同く5CMがランクインした。保険カテゴリのCMについては、人生を保険が寄り添い支えて、共に生きていくというメッセージ性が各社に共通してみられた。

また、住宅・建設カテゴリと保険カテゴリに次いで、BtoB向けのサービスを提供している企業のCMがよく見られていた。全体の傾向としては、企業が提供するソリューションが、人の暮らしや幸せに寄り添う様を描いているCMが多い。

本ランキングで1位になったサントリーは、企業として「第75回広告電通賞」の総合賞を受賞している。フィルム広告部門最高賞を獲得したCMの「人生には、飲食店がいる。『不思議な場所』」篇と合わせ、「人生には、飲食店がいる。人と」も、SNSなどで話題になった。