2022年11月07日 15:44

山口県長門市とエスシーシー(SCC)は、SCCのヘルスケア製品を活用して、長門市民の健康寿命延伸に向けた実証実験を開始する。

本件では、企業と行政+県民が協働で、デジタル技術を活用する。長門市では「24時間365日、いつでも思い立ったときに健診の予約を!デジタルの力で働き盛りの世代の受診率をアップして、健康寿命を延ばしたい」の課題を掲げている。そこで、地域・行政課題を解決するプロジェクト「シビックテック チャレンジ YAMAGUCHI」にSCCが参加。長門市の課題に対し、SCCが自社のヘルスケア製品を用いて解決する。

2022年11月より、健診Web予約サービス「アイ・カラダ」を活用して、長門市民向けに市の集団健診のWeb予約を開始。さらに、生活習慣病発症リスク予測サービス「すこやか未来ナビ」を利用し、市民へ「疾病発症リスク予測レポート」を提供。働き盛り世代の受診率および保健指導参加率向上に向けた実証実験を行う。

SCCが取り組む主な実証実験項目は、24時間365日市民から予約が取れる点と、誰もが直観的に扱えるユーザインターフェース。また、健診結果とは別に、疾病発症リスク予測レポートを市民へ提供することで、市民から健康に興味を示してもらう。さらに、将来的に保健指導が必要となりそうな市民を見つけ、先回りしてフォロー。長門市の担当者の業務負荷軽減を図るとともに、さらなる住民サービスの向上を目指す。