2022年11月07日 12:56

西久大運輸倉庫は、11月11日13時より、トルビズオン、福岡県うきは市とともにドローンを用いた物資配送の実証実験を行う。

2022年末のレベル4飛行解禁を前に、西久大運輸倉庫とトルビズオンは、有人地帯におけるドローンを用いたラストワンマイル配送を社会実装していくための検討を重ねており、ドローンの飛行技術に関する研究はもちろん、飛行ルート下における土地所有者との上空飛行の交渉や、ドローンが飛行することに対する近隣住民の理解を得るための準備をしてきた。今回の実証実験は、10月21日に西久大運輸倉庫、トルビズオン、うきは市の三者で締結した「ドローンを活用した持続可能な地域づくりに関する連携協定」の第一弾であり、地域におけるドローン飛行のための合意形成がどのように進めていくべきか、うきは市との官民連携で地域活性化とドローンを用いた新産業の活用を実現することを目的としている。

実証実験では、屋部地蔵公園を過疎地域と見立て、JAにじ耳納の里よりドローンを飛行させ地域の物産品の配送を行う。飛行ルートは、地権者の承諾を得たルートで計画し、ドローンの飛行下に第三者が侵入しないよう目視人を配置したレベル2飛行にてドローンの飛行を実施する。今後の展望としては、2022年度に予定している有人地帯での目視外飛行の実施に向けた航空法改正を見据えて、うきは市での採れたて農産物やテイクアウトのドローン配送による労働負荷の軽減、災害時の物資支援、また、ドローンによる災害現場や有害鳥獣の被害状況確認等への活用、町が抱える課題を官民連携により解決していきたいと考えている。

西久大運輸倉庫