2022年11月04日 09:48

エイトノットは、20トン未満の小型船を対象とした自律航行プラットフォーム「エイトノット AI CAPTAIN」を発表した。
同社のミッションは「あらゆる水上モビリティを自律化し海に道をつくる」こと。陸上を移動するのと同じくらい手軽に水上を移動できる手段をつくり、人と海との関わり深めることで、海を基点とした新しい経済圏や周辺ビジネスを巻き込んだエコシステムの構築を目指す。海洋国家である日本の特徴を活かし、全ての人にとって「海を身近に」感じられる世界を構築する。
船舶関連事業が直面している課題が「安全性」「人材不足」「離島航路の維持・存続」の3つ。同社はロボティクスとAIの専門家集団として、小型船向け自律航行技術開発を中心に「海のDX」と「船舶のロボット化」を推進し、社会課題の解決を目指している。同社は自律航行技術の社会実装を通じて、船舶乗組員のサポートや省力化、安全性の向上、コストの最適化を実現し、水上輸送をより身近なものにしていきたいと考えている。
同社は、「AI CAPTAIN」を実装した自社開発の自律航行小型EV船「エイトノットワン(Eight Knot I)」の体験乗船会を10月28日に広島県宇品にて実施した。2025年の無人航行船の就航に向け、現行法上でも利用可能な一部機能を「自動操船アシスト機能」として提供を開始し、安全性や人材不足など船舶関連事業が抱える大きな社会課題の解決を目指す。