2022年11月01日 15:53

二次交通のDXを推進するRYDEは、提携交通事業者のバスや電車等で利用可能なデジタル定期券の販売を開始した。これまで定期券は駅窓口、発券機などでしか購入ができず、乗客の利便性が低い点が課題となっていた。特に審査業務を伴う場合、有人窓口での購入が必須とされている。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で窓口を縮小する交通事業者も多く、サービス低下を補うための新たな販売経路を確保する必要性も。そこでRYDEが培ってきたデジタル乗車券のノウハウを活かし、スマートフォン上で簡単に定期券を購入し、継続利用できる仕組みを作るためデジタル定期券を開発した。
RYDEが提供するデジタル定期券は、スマートフォンで購入から利用まで完結する。既存の定期券をデジタル化し、スマートフォンで購入可能。利用の際は画面を見せる目検方式。デジタル化によって、販売窓口が不要となり、それに伴い紙券、磁気カード等が不要になるため、導入によってコスト削減にも繋がる。
また、証明書の審査が必要な定期券の継続購入も可能。定期購入時に証明書が必要な通学等の定期券は、購入時に学生証などの証明書を利用者自身のスマートフォンで撮影しアップロード。その内容を、窓口を介さずに交通事業者はWEB上で確認し、審査する。提出する証明書は定期券種別ごとに設定できるほか、証明書の有効期間を交通事業者ごとに設定することができるため、利用者は該当期間中、同一の定期券であれば証明書を再提出することなく継続購入できる。