2022年10月25日 19:34

フォレストリバイタライズ産業は、栃木県那須エリアにある国内最大級のリビングラボ「ナスコンバレー」においてエコシステムの実証実験を実施した。本実証実験は、100個の新産業の共創を目指す「新産業アクセラレーター」SUNDREDが推進する、新産業共創プロジェクトのひとつとして行われたもの。
今回は、「森林のデータ化と整備」「森林空間・木材を活用したレクリエーション」「木材の価値向上」に関連する各社のソリューションを繋げ、一連の体験として実現するプロトタイピング、仮説検証を行った。各社のメンバーが「繋がったソリューション」の全体像を構想し、実際に体験。さらに他社のサービスについて理解を深め、対話を行っていくことで、異なる価値軸を融合したエコシステムを構築。そうすることで、全体としての価値を高め、社会が求める上位の目的であるフォレストリバイタライズ産業のビジョンの実現に近づいていくことが可能であることが確認できた。
衣食住に関わる素材の提供元として、また生態系の源流として、森林の新たな価値を創出。さらに持続的に発展させていくイメージの解像度が高まり、エコシステムの仮説が一層精緻なものに進展している。今後も、企業・地域の森林資源を活かした価値創出、情報集積と価値循環のプラットフォームの設計など、さらに検討を進めていく。また、森林整備とレクリエーション、生態系学習のパッケージ化等、早期に事業化可能なソリューションの事業化・社会実装をあわせて進める。