2022年10月25日 09:53

西宮市とメルカリおよびソウゾウは、10月24日、相互に緊密な連携を図り、双方の資源を有効に活用した活動を通じて、循環型社会の推進および、一層の地域活性化を目的に連携協定を締結した。
メルカリは、フリマアプリ「メルカリ」およびその関連サービスを、グループ会社のソウゾウは小規模事業者等でも簡単にネットショップを開設できる「メルカリShops」を提供している。一方、西宮市では、リユースの推進などゴミの減量や循環型社会の推進が課題となっている。メルカリ・ソウゾウが有するICT技術や知見を活用することで西宮市の課題を解決し、一層の地方創生の推進に資することおよび市民サービス向上を図ることを目的に、連携協定を締結する。
西宮市で排出されるごみは増加の一方であり、ゴミの減量と市民のリユース推進は大きな課題となっている。一方で、市民が排出する粗大ごみのなかには再利用可能なものもあることから、リユースの啓発と促進を図るべく、西宮市自ら「メルカリShops」上でまだ使用可能な粗大ゴミの販売を実施する運びとなった。これによって、市の粗大ごみの処分費用削減ができるだけでなく、「メルカリShops」での売上を市政の財源とすることで、さらなる住民サービスの向上を目指す。なお、自治体がまだ使える粗大ごみを「メルカリShops」上で販売することは全国で3例目であり、西日本エリアでは初の取り組みとなる。