2022年10月21日 15:43

今年はジャイアントパンダが日本にはじめて来てから50周年にあたる。その節目の年を記念して、朝日新聞出版では、10月20日、「来日50周年メモリアル パンダが日本にやってきた!」(監修・日本パンダ保護協会)を発売した。
本書は、当時の報道写真と記事を中心にパンダヒストリー50年をたどるメモリアル・フォトブック。上野動物園の歴代パンダたちのほか、本書のために撮りおろした和歌山・アドベンチャーワールドのパンダファミリーや、王子動物園のタンタンの写真もたっぷり収録した。
写真だけではなく、読み物も充実。カンカン&ランラン来日時に上野動物園の飼育課に在籍していた獣医師の成島悦雄さんや王子動物園元園長・大久保建雄さん、アドベンチャーワールド副園長・中尾建子さんなど、パンダに長くかかわってきた人々の寄稿文やインタビューを収録した。初来日時の大フィーバーぶりや、喜びいっぱいの赤ちゃんパンダ誕生など、多くの人の思い出と笑顔がつまった、ニュースなパンダたちを集めた1冊。定価2420円(税込)。
監修した日本パンダ保護協会は、パンダと自然保護をめざすボランティア団体として、日中国交30周年にあたる2002年に設立。以来、海外におけるパンダ保護を目的とした民間活動を始める。また「中国パンダ保護研究センター」の窓口となって、写真展や講演会、中国パンダ見学などのイベントを開催。絶滅が危惧されるパンダの生息環境を改善する活動を行っている。名誉会長は黒柳徹子さん。