2022年10月21日 12:52

品川区は、区内の企業、中学校・高校と連携して新たな防災啓発事業「防災クリエイティ部!」を実施する。
今年度品川区では、今まで防災にあまり触れる機会のなかった層にも防災への「はじめのいっぽ」を踏み出してもらいたいという思いから、「ジージョくんのいっぽ」という事業を展開している。「防災クリエイティ部!」はその一環となる。
「防災クリエイティ部!」は防災とクリエイティブを掛け合わせた課外活動を表す造語。区内の中学校・高校を対象に、区職員による防災の講義と、PhotoshopやIllustratorなどのクリエイティブソフトを扱うアドビによるデモンストレーションから成る出前教室を開催する。生徒たちは防災とソフトについて課外活動を通じて学習を深め、防災啓発をテーマとしたデジタルポスターまたは動画制作を行う。作品の制作には豊富なテンプレートや直感的な操作で誰でも簡単に制作できるアドビのクリエイティブツール「Adobe Express」を使う。同事業は初の試みのため、対象校は区立中学校1校(品川区立鈴ケ森中学校)と都立高校1校(都立大崎高校)の2校でモデル実施する。
区は同事業を通じて、生徒のみならず家庭や地域社会に防災に対する知識や関心が波及することを狙う。また、学んだ知識をアウトプットすることで知識を定着させるとともに、どうすれば人に伝わるのか考えることで、「正解のない問い」に対して主体的に取り組む力を養うことにもつながると考えている。
出前教室日程は、都立大崎高校10月25日、品川区立鈴ケ森中学校10月27日。