2022年10月17日 19:58

ヤマハは、ユーザー自身が組み立てられる新たな防音室ブランド「DIY.M(ダイム)」を展開するにあたり、主にフルートやクラリネットのプレイヤーを対象とした防音室「SBA05」および、オプションの吸音パネル「OWP2A」を2023年1月に発売する。

ヤマハは、1986年に家庭での楽器練習用として防音室の販売を開始した。1989年発売の「AVITECS(アビテックス)」は「ヤマハ独自のパネル工法」かつ「ヤマハの認定施工店による施工」で提供するヤマハ防音室のブランドとして、改良を重ねつつ30年以上続くロングセラー。現在も、定型タイプの「AVITECS CEFINE NS(セフィーネNS)」や、自由設計タイプの「AVITECS FREE」を多くの人に愛用されており、「防音」を必要とするさまざまな場面で活躍している。

このたび発売する「DIY.M」は「AVITECS」で培ったパネル工法の技術を基に、組立工程の簡略化と部材の軽量化を行い、ユーザーによる組み立てを実現した防音室。「SBA05」は、簡易的な防音室ながらも、フルートやクラリネットの演奏を小音量に抑える遮音性能をもつ。また、必要な性能に合った部材を採用しコストを見直すことで、従来の防音室に比べて購入しやすい価格を実現している。さらに、好みで音響空間を調整できるように、別売りの吸音材「OWP2A」も用意した。

「ユーザー組立型簡易防音室」の希望小売価格は、37万9500円(税込)、「吸音材」は2万7500円(税込)。2023年1月発売。※別途、配送費や組立サービス費(希望した場合)が必要。