2022年10月14日 09:59

TBWA HAKUHODOは、JTB総合研究所と、コロナ禍によって新たに生まれた旅の兆しを具現化するプロジェクト「兆しツアー」の開発に向けた実証実験を開始した。

TBWA HAKUHODOが取りまとめた「新しい時代に対応する観光復興ガイド」第三弾から見えた旅行意欲を高める兆しと、JTB総合研究所がこれまでの調査・研究から見えた旅行者の価値観・意識の変化を合わせて見ると、何度も訪れたくなる「心地よい居場所」を求めて旅をするという傾向がみられた。今回の実証実験では、旅行者が感じる「心地よさ」を、新しい旅の形として具現化することを目的に、オンラインアンケートを実施し、結果から導き出された「心地よさ」の要素を取り入れたツアーを開発し、実証実験を行う。また、オンラインアンケート内ではJTB総合研究所が開発した価値観タイプテスト「旅ライフセグメント5」も併せて実施し、新しい旅の形の可能性を探る。実証実験は、オンラインアンケート調査の実施を経て、11月5日~6日に行う予定だ。

まずは、ニューノーマルな旅に求められる「心地よさ」を具現化したツアーの実証実験を山形県最上地域で行う。なお、最上地域での実証実験は、同地域でまちおこしや移住推進に取り組む雪と暮らし舎の協力を得て実施する。関係者間での実証実験終了後、オンラインアンケートから得られた分析結果の詳細や旅づくり・ツアー実施を通じて得られた知見をガイドに取りまとめて発表する予定。また、同様の悩みを抱える地方自治体や観光関連事業者に同取り組みを紹介するセミナーを今年度内に開催を予定している。

TBWA HAKUHODO / JTB総合研究所