2022年10月12日 15:14

パーソルキャリアは、社員の仕事と育児の両立に対する不安軽減などを目的に、育休中で就労を希望する社員に対し、社内で一時的な就労機会を提供する「育休ウェルカムバック制度」を創設、10月12日より制度運用を開始した。
「育休ウェルカムバック制度」は、育休期間中で就労を希望する社員を対象にした、社内で一時的な就労機会を提供する制度。受け入れ部門と、ジョブの遂行に必要な経験やスキルの保有などの条件を満たす社員を、人事でマッチングして就労してもらう。
2017年の育児・介護休業法の改正後、最長で子どもが2歳の誕生日まで育休を延長できるようになった。10月からは、子どもが生まれてから8週間以内に育休を2回に分けて取得できる制度「産後パパ育休」もスタートし、男性も女性も1歳までの分割取得や、1歳以降の柔軟な交代取得が可能になるなど、育休が取得しやすくなってきている。一方で、育休期間に社会や会社から分断されることによる孤立感や、十分な準備期間を持てずに仕事と育児の両立をスタートしてしまい、復職後のキャリアやはたらき方に不安を抱える人が数多くいる。パーソルキャリアではこうした不安の解消に向け、2021年5月~2022年9月に、育休中で就労を希望する社員に対し、社内で就労機会を提供するトライアル実験を行い、効果検証した。その結果、育休中の社員の満足度や就労ニーズ、導入効果の高さが確認できたため、今回、制度として正式導入することを決定した。