2022年10月11日 09:13

ケアと暮らしの編集社は、10月7日、同社が運営する「本と暮らしのあるところ だいかい文庫」が2022年度グッドデザイン賞を受賞した。

グッドデザイン賞は、日本デザイン振興会が主催する1957年に創設された日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の仕組み。デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加している。

ケアと暮らしの編集社は、医療介護関係者のみならず、街に暮らす人々とともに、アートやデザインを活用したコミュニティ活動を実践することで、地域住民のウェルビーイングを醸成する非営利法人。「本と暮らしのあるところ だいかい文庫」、「モバイル屋台de健康カフェin豊岡(YATAI CAFE)」等のケアとまちを紡ぐプロジェクトや自治体と共に社会的処方の実装に取り組んでいる。

今回受賞した、「本と暮らしのあるところ だいかい文庫」は、既存の制度上にある縦割りの医療福祉の相談の場、同質性の高いマイノリティの居場所ではなく、本というテーマに共感した人、誰もが集まれる図書館。図書館としても、居場所としても使え、お店番という役割を持てる。本が好きなら、障害、高齢者等のカテゴリーに関係なく自分に合った使い方ができるケアとまちの拠点だ。また医療福祉専門職の相談員がおり、フォーマルなサービスやありふれた地域の場も含めたコミュニティを処方する社会的処方の拠点となっている。

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