
縄文時代の原風景が広がる「御所野遺跡」では、世界遺産登録後初となるイベント「御所野縄文キャンプスクール」を、9月23日~24日に開催する。
縄文時代中期後半(5000~4200年前)の大規模なムラの跡で、東西に細長い約7万7000m²の台地のほぼ全面に竪穴住居跡が800棟以上見つかっている。竪穴住居跡や盛土遺構、配石遺構などが分布しており、800年間という長期にわたって人々が定住した集落跡となる。2002年、遺跡を保存し御所野ムラを復元し、御所野縄文博物館を併設した「御所野縄文公園」がオープンした。
5000年前の縄文遺跡を舞台に、石斧で木を切り、本物の遺跡での発掘体験と、自然の恵みと知恵が詰まった縄文食を味わう。夜はナイトミュージアムに、満点の星空が広がる御所野ムラでのキャンプなど、まるでタイムトラベルしたかのような2日間となる。
約1万年以上続いたとされる縄文時代だが、一つの時代がこれほど長く持続した例は世界でも類がないとされている。平等で争いがなく、人と自然と共に生きた縄文の人々。当時の暮らしを、御所野縄文キャンプスクールを通して学び、触れ、肌で体感してもらう。
「御所野縄文キャンプスクール」は、9月23日~24日の1泊2日開催。募集人員は15名(最少催行人員5名)。集合場所は二戸駅。解散場所も二戸駅(二戸までの交通は各自負担)。宿泊先は、御所野縄文公園内、テント泊(1グループ1張)。旅行代金は、一人3万3000円(二戸発着)。小学生以上同額(行程内のバス代、宿泊代、体験学習代、入浴料、テントの設置、食事朝1昼2夕1含む)。添乗員同行。