2022年09月12日 12:50

NATS4市(西宮市・尼崎市・豊中市・吹田市)及びウォータースタンドは、阪急電鉄の協力を得て、阪急電車の駅構内における給水機設置の実証実験を実施する。

「NATS」とは、府県を越えて隣り合う4つの中核市である西宮市(Nishinomiya)、尼崎市(Amagasaki)、豊中市(Toyonaka)、吹田市(Suita)の頭文字をとったもので、共通する課題の解決に向け、相互に連携・協力している。

今回、阪急電車の駅構内にマイボトル専用の給水機を期間限定で設置し、駅利用者にどれだけ利用されるかを検証するとともに、駅への給水機設置に関する課題の抽出等を行うための実証実験を実施する。これにより得られた結果を活用することで、今後、鉄道駅や商業施設等多人数が利用する施設への給水機の設置拡大につなげ、マイボトルの利用促進及びペットボトルの削減による環境課題の解決をめざす。西宮北口駅(西宮市)、園田駅(尼崎市)、岡町駅(豊中市)、北千里駅(吹田市)の4駅に給水機を1台ずつ設置し、上記の駅を利用する人は、マイボトルを持ち歩くことで無料で給水できる。

具体的な実験内容としては、駅に設置された給水機がどれだけ利用されるかを検証(給水量ベース)。検証結果から駅への給水機設置によるペットボトル削減効果及びCO2削減効果を推計し、駅への給水機設置に関する課題を抽出。有効性や課題についてより深く把握するため、駅利用者を対象にアンケートを実施する。

実施期間(給水機設置期間)は、9月13日〜11月11日まで。