2022年09月08日 09:55

G-FACTORYは、「日本の食文化」を担う人材を育成、輩出する職人養成スクール「飲食塾」を東京都新宿区に設立し、10月3日に第1期「寿司職人コース」と「焼鳥職人コース」を開校する。
「夢をカタチに!和食を世界に!」をスローガンに掲げる同社は、グループ子会社のM.I.Tを通じて開店から1年足らずでミシュラン一つ星を獲得した「鳥さき」(京都府)を運営しており、焼鳥が世界から評価され、魅力的な和食であることを実証済み。しかし、職人の育成という面においては、長期間の修行という概念が残っているなど、飲食業界全体として課題が山積みの状態だ。短期実践の調理学校「飲食塾」では「焼鳥職人コース」に加え、「寿司職人コース」を10月に、「ラーメン職人コース」を12月に、「そば・うどん職人コース」を2023年3月に開校を予定している。
焼鳥の技術というと、「串うち」(鶏肉を串に刺すこと)・焼き(炭の扱い、焼き加減)のノウハウやタレの作り方などが主だが、飲食塾は「鶏肉のさばき方」から教えることを特長としている。さばくのは内臓付きの丸鶏で、2カ月の受講期間中に個体の銘柄・産地を変えながら毎日練習し、その技術を習得する。海外では鶏丸ごと納品されるのが一般的な国もあり、海外でも活躍できる人材育成を目指す「飲食塾」では丸鶏をさばけるようになることは焼鳥職人の必須のスキルと捉えている。
開校日は10月3日。住所は、東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービルMB1。