2022年08月05日 16:11
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明治・大正期の輸出陶磁器を中心に展示する横山美術館は、8月5日より、企画展「ノーマン・ロックウェル展」を開催する。瀬戸で制作された陶磁器製の置物や装飾品、人形は「セト・ノベルティ」と呼ばれ、海外の人々に愛されていた。陶磁器製の置物自体は既に15世紀のイタリアや、18世紀のドイツなどで作られ始め、戦後の日本においては愛知県瀬戸市からアメリカなどに向けて輸出された。

これらを語るのに欠かせないもののひとつが、古き良きアメリカを描いた人気イラストレーター、ノーマン・ロックウェル作品のノベルティ。代表作をもとに瀬戸の職人によって、立体的に仕上げるための原型や鋳込み成型の技術が注ぎ込まれ、平面画のイラストでは見ることのできない構図を作り上げる。さらに人形の絵付けにより、喜怒哀楽が表情豊かに表現。こうして人気画家の作品を手掛け、精巧で品質の高いものに仕上げたことなどからセト・ノベルティは隆盛を極めた。

本企画展では、ノーマン・ロックウェルのノベルティを通して、瀬戸の製陶技術の素晴らしさ、そしてハートウォーミングなアメリカンライフを楽しめる。

また、夏休みスペシャルイベントとして、染付体験講座「日本の縁起物!幸運の招き猫をつくろう」を開催。貯金箱にもなる招き猫の置物に、呉須(青色顔料)を使用して、好きなデザインにて絵付け体験が可能。子どもから大人まで楽しめる。詳しくはこちら