2022年07月01日 16:10

登山地図GPSアプリ「YAMAP」を運営するヤマップは、昨年(2021年8月)に「日本一道迷いしやすい登山道」を発表。その結果、道迷い多発地点に標識が設置され、道迷いがゼロとなるという結果が得られた。そこで安全登山を推進する同社では、今年6月9日に提示された警察庁の山岳遭難概況を受け、新たに「日本一道迷いしやすい登山道2022年」を発表する。

密を避けるレジャーとして人気の登山だが、2022年6月9日、警察庁の発表によると、2021年(令和3年)の山岳遭難は年間3075人。内、「道迷い」が41.5%で、遭難原因のトップとなっている。昨年(2021年8月)に「日本一道迷いしやすい登山道」を発表したところ、ヤマップの働きかけもあり「道迷い」多発地点に標識が設置。その後の登山者の軌跡データを分析すると、道迷いがゼロとなる結果が得られた。今年も「道迷いしやすい登山道」の2022年を選定し、発表する。

なお本発表は、データから抽出されたリスクの高い道迷い地点について、自治体などにも共有し標識の設置等、安全対策を呼びかけるなど、道迷い遭難をゼロにする活動を推進するもの。

調査によると、「迷いやすい」フィールドメモの評価数1位となったのは、各務原アルプス(かかみがはら) 権現山(ごんげんやま)~桐谷坂峠(きりやざか)/岐阜。2位は、天覚山(てんかくさん)~吾野ノ頭(あがののあたま)/埼玉。3位は、子ノ権現(ねのごんげん)~六ツ石ノ頭(むついしのあたま)/埼玉だった。詳しくはこちら