2022年04月14日 19:02

Wolt Japanは、法人向け即時配送プラットフォーム「Wolt Drive」の運用を開始し、メディカルノートと院内処方薬即時配送の実証実験を4月14日よりスタートする。

同社の展開する「Wolt」は、フィンランド・ヘルシンキで2014年に創業したデリバリーサービス。世界23カ国245都市以上、日本では現在22都道府県38エリアに展開している(4月14日現在)。「Wolt Drive」はWoltが法人向けに提供する「サービスとしてのデリバリー」。30分程度での商品の即時配送を希望する様々な企業が、Woltのアプリやウェブサイトに店舗ページを開設することなくWoltの配達システムを利用することを可能にする。これによって、一般ユーザーがオンラインショッピングの際に、購入した商品をもっとも早く受け取ることができる配送方法として、「Wolt Drive」を選択することができるようになる。また「Wolt Drive」ではWoltの既存の配達ネットワークを利用するため、配達需要が拡大することで、Woltの配達パートナーの安定的な収入確保に繋がる。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大とともに、オンライン診療を導入するクリニックが増加する一方で、ほとんどのクリニックが院外処方を実施しており、多くの場合、患者は調剤薬局へ処方せんを提出し個別に服薬指導を受けている。今回メディカルノートと実施する実証実験では、オンライン診療を受ける患者の利便性向上を目的とし、院内処方薬の即時配送ニーズとオンライン診療ニーズの相関性を検証する。

Wolt