2022年04月13日 15:24

世界最大のビジネス特化型ソーシャルネットワーキングサービスのLinkedIn(リンクトイン)は、「日本のジェンダーギャップと働き方に関する意識調査」の結果を発表した。本調査は日本のみで実施したもので、国内のジェンダーギャップの現状と働き方の状況を探った内容となっている。
それによると、回答者内の有職者(雇用形態を問わず勤務している人)の男女比には大きな差はないものの、中間管理職以上の男性比率は83%に達している。完全な男女平等が難しいと考える人も40%存在していることが分かった。
またジェンダーギャップの解決方法として、「学校教育において男女格差がなくなるよう積極的に学びの機会を作る」に期待する人が最多。女性では次点が「男女の平等な家事分担の推進」となっていた。さらに、働き方の柔軟性が高まった場合、44%が「今の職場にもっと在籍したい」と回答。性別や世代を問わず、柔軟性が高い職場ほど人材を惹きつけている傾向が明らかに。
こうした状況を鑑み、LinkedInでは、キャリアブレイク(仕事上のブランク)をプロフィールに記入できる機能を追加した。キャリア中断中の理由をプロフィールに明示できるようにすることで、仕事復帰の意思やタイミングをより詳細に周知できる。また、今年5月12日までの間、女性のキャリアを応援するため、LinkedInラーニングの5つのコースを無償公開する。