2022年04月13日 12:55

イトーキと日産自動車は、後部座席スペースで快適にテレワークができるモバイルオフィスカー「MOOW(ムーウ)」を共同開発した。

継続するコロナ禍で、オフィスでの就業や通勤ラッシュ時の公共交通機関での移動を敬遠する人もいる中、プライベート空間を確保できるクルマの活用が注目されている。しかしながら、車内でのテレワークは十分なスペースを確保できない、という課題もある。そこでイトーキと日産は車内での快適なテレワークを実現するモバイルオフィスカー「MOOW」を共同開発した。

「MOOW」は、使い勝手の良さで顧客から好評を得ている日産の「NV200バネット」をベースに特殊用途車両を作り上げてきた経験と、イトーキがこれまで培ってきた人間工学に対する知見とオフィス設計の経験を生かし、車内デザインを創り上げた。後部座席部分を丸ごとテレワークスペースとして確保し、手狭感を解消した。取引先への訪問が多い営業職の人はもちろん、自宅とワークスペースを切り分けて、より集中できるテレワークの就業環境を確保したい会社員の人や個人事業主の人など、多くの働く人達が活用できる。

なお同商品は、4月26日~28日に開催される日本初上陸のドイツ発オフィス家具メッセ「オルガテック東京2022」ワークプレイストレードショーに出展する。2022年度内の発売を目指して両社にて更なる開発を進め、日産の販売会社での販売を検討していく。

イトーキ